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[vsolj 14463] Re: はくちょう座SS(SS Cyg)の静穏時の様子



 久保寺様、小野寺様、皆さま
 いつもながら熱心な観測をありがとうございます。

 SS Cygの静穏時での変動ですが、なかなか難しいですね。5月16日
の光度曲線を見ていると(観測時間が1周期分くらいなので本当に周期
的なのか断定できないですが)1時間くらいの周期的変動が見えるよう
な気がします。ただ17日の光度曲線ではちょっとはっきりしないよう
な感じでもあります。これまでにも久保寺さんや伊藤さん佐野さんが
静穏時の連続測光をされていますので、これまでの様子をきちんと調
べてみるとさらにいろいろわかるかもしれません。

 ここからは高橋のかなりいい加減な理解ですが、いわゆるフリッカ
リングという現象ではないかと思います。他にQPОというのもあり
ますが、こちらは周期が数十秒〜数十分くらいだったりもう少し周期
的な感じかと思ったりもするので、今回はフリッカリングかなあと思
ったりします。

 フリッカリングがどこで起きるかですが、まず伴星から流入した
ガスが降着円盤にぶつかるところのホットスポットのところで起きる
とも言われます。U Gemではホットスポットが伴星に隠される食の時に
はフリッカリングが消えたとも言われます。また多少周期的に見える
ところもあるという事では、降着円盤の内縁付近で発生する変動とも
言われたりもします。

 ただ正直なところ高橋としてはあまりよくわからないというのが正
直なところです。その意味ではどなたか詳しい方から解説があると大
変にありがたいです。

 でもこういったところをいろいろ考えながら観測するとさらに面白
さが深まっていきますね。どうぞ引き続きよろしくお願いします。

 高橋 進


----- Original Message -----
Subject: [vsolj 14461] はくちょう座SS(SS Cyg)の静穏時の様子
From: "K_Kubotera via vsolj" <vsolj@cetus-net.org>
To: vsolj@cetus-net.org
Date: Mon, 18 May 2026 09:10:45 +0900 (JST)

高橋進様、皆様  小田原の久保寺(Kub)です。

 はくちょう座SSとは、変光星観測を始めた中学の頃からのお付き合いです。大学生
の頃は、大学天文連盟の変光星部会の仲間で、増光したら電話連絡網が回って観測し合
いました。静穏時は、ちょうど当時使っていた10㎝反射望遠鏡の極限等級だったので、
見えたり見えなかったり、それで光度曲線を引くと静穏時の付近はばらつきが多いのだ
と思っていました。

 ところが、今、測光してみると、短い時間でかなり変化している様子がわかります。
図は、5/16と5/17の様子です。6.6時間の公転周期とは違う変化があったり、突起状に
短時間で増光したり、静穏時でも静穏ではないことがわかります。

 学生の頃憧れていた木曽の105㎝シュミット望遠鏡が、超広視野の動画撮影が可能な
CMOSカメラ「Tomo-e Gozen(トモエゴゼン・巴御前)」を搭載して復活しSS Cygを観測
、白色矮星に落ち込むガスからのX線と、それに関わる1秒遅れの可視光の変化を捉えた
と聞いています。そんなこと聞いて何かうれしくなります。

 高橋先生、SS CygなどのUGや木曽のシュミット望遠鏡などに関すること他 何かあり
ますか、教えていただけれは幸いです。